車内で泣く子どもへの対処法とは!原因と運転に集中するための方法
「車の運転中に子どもが泣き出してしまい困った」という経験をしたことはありませんか?運転中に子どもが泣き出すと、集中できずイライラしたり、思わぬ事故につながったりする原因にもなりかねません。ここでは、なぜ車内で子どもは泣いてしまうのか、その原因や対策法をまとめてみました。
何が不快?車内で子どもが泣く原因
チャイルドシートが窮屈になっている
このことが、子どもにとってストレスとなり泣く子は多いようです。ただ、泣くからといってチャイルドシートのベルトを子どもが自由に体を動かせるようなゆるい状態で固定しては、本来の役割を果たすのが難しくなるでしょう。
体の固定が甘い状態だと、万が一事故に遭ったときに子どもが車外へと投げ出されてしまう恐れもあり、非常に危険です。体が抜け出さないようにしっかりと固定することが、正しい着用方法ですよ。
芳香剤や車独特のにおいが嫌い
芳香剤にはこれ以外にも、たばこや体のにおい消しなどの効果もあるため、少し強めのにおいのする芳香剤を選び置いているという意見もよく聞きます。ただ、これらのにおいは子どもにとっては心地よいにおいではなく、嫌なにおいだと感じる場合もありますよ。
芳香剤のにおいで車酔いを誘発してしまったり、鼻がムズムズしたりなど、子どもの鼻は敏感なので、においが車内で泣き出す原因になっている可能性も考えられます。芳香剤や車独特のにおいにも気をつけてみましょう。
ママの顔が見えなくて不安や退屈を感じる
ただ、運転席の真後ろの席だと、運転者がママの場合、子どもからママの顔をほとんど見ることはできませんよね。子どもから呼ばれてもママは運転中に振り向くことができませんし、事故につながる恐れもあります。
また、月齢の低い赤ちゃんの場合、チャイルドシートの向きを後方に向けて設置する必要もあります。こうなると車を降りなければママの顔はまったく見えない状態なので、子どもの不安が強くなってしまいますよ。
ママの姿が見られない不安感や退屈さが原因で、子どもが車内で泣いているのかもしれませんね。
車内で泣く子どもにできる対処法
チャイルドシートのベルト調節はこまめに
子どもの体の成長は本当に早いです。毎日一緒に生活しているパパママからしてみればあまり感じられないかもしれませんが、子どもの体は日々大きくなっています。
ここで忘れがちなのが、チャイルドシートのベルト調節です。うっかりしていると半年、一年と調節をしないまま子どもを乗せていることも珍しくありません。最低でも季節が変わるごとに調節をしていくようにしましょう。特に、冬の間は厚着にもなりますので注意が必要ですよ。
温度やにおいなど、車内環境を整える
例えば、車内の温度の面では、運転席と後部座席ではエアコンの関係でも温度差が出てくると思います。ですから、運転席で快適な温度であったとしても後部座席では暑い、寒い、と感じる場合もあります。パパとママが一緒に乗車するときにはどちらかが後部座席に座って、快適な温度調節ができているのかを運転席に伝えるとよいでしょう。
においの面では、強いにおいのする芳香剤は避けて無香料のものを選ぶとよいですね。すでに車内ににおいがついている場合は、こまめに窓を開けて換気するだけでも変わりますよ。車内環境を整えることで、子どもが嫌がらずに車に乗ってくれるとよいですね。
車専用のおもちゃやDVDを用意する
おもちゃの場合は、細かい部品の少ないものがよいですね。細かい部品のあるものだと、落下した場合に取って欲しいと泣き出す可能性があります。また、月齢の低い赤ちゃんの場合は、口に入れる恐れもあります。運転中には子どもの様子を常に見ていることができませんので、誤飲の心配がないものにしましょう。
DVDも、お気に入りのものだと集中して見てくれるでしょう。できるだけ短いストーリーを選ぶと、到着時までに見終えることができますよ。