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子どもの冬の風邪でよくある症状は?ホームケアの方法と受診の目安

子どもの冬の風邪でよくある症状は?ホームケアの方法と受診の目安

おう吐や下痢は状態が重くなる前に受診

おう吐の場合は、1~2回おう吐しただけで、それ以降はスッキリとしたような表情で元気な様子であれば、急いで受診する必要はなく、様子を見てもよいとされています。

ですが、おう吐が続いてしまってぐったりしている場合や、下痢をともなっている場合、頭痛や発熱などのほかの症状がある場合には早めに病院へ行きましょう。

特に、おう吐した物に血液や緑色の液体が混ざっている場合は緊急性が高いです。混ざっているのが血液なら消化性潰瘍、緑色の液体なら腸閉塞の可能性があるからです。

小さな子どもほどおう吐や下痢によって脱水症状を起こしやすいですし、重い病気が隠れている場合もあるため、状態が重くなってしまう前に病院を受診してください。

急患診療が必要か分かる「こどもの救急」

子どもをすぐにでも病院へ連れていくべきか、もう少し様子を見てもよいのか…と判断に迷う場合には「こどもの救急」という生後1カ月~6歳の子どもを対象にしたウェブサイトの利用がおすすめです。

こちらのサイトは、公益社団法人 日本小児科学会によって監修されているため高い信頼性があります。38℃以上の発熱、吐き気、誤飲、やけどなどさまざま症状に合わせて、子どもの様子に近い項目をチェックするだけで、急患診療が必要な状態かどうかがわかる仕組みです。

最終的にどうするのかを判断するのは、やはりママやパパということになりますが、病院へ行く場合に必要な持ち物や自宅でのケアのポイントなどもわかるので、判断に迷ったら利用してみてくださいね。

まとめ

熱や咳、鼻水、下痢やおう吐など風邪による症状はいずれも、体内に入ったウイルスや細菌をやっつけて追い出そうとする体の防衛反応です。体が正常に機能しているからこそ起こるというわけですね。

これらの症状が見られる場合には、なにかしらの病原体に感染している可能性が高いので早めの受診をおすすめします。けれど夜間や休日の場合、子どもの様子次第では慌てなくても大丈夫です。子どもの様子をしっかりチェックしながら、自宅で適切なケアをしましょう。
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