子どもの行動を制限し過ぎなの?過干渉になっていないか確認しよう
「そっちに行くと危ない」「それはまだできないでしょう」など「私って子どもに対して過干渉になっているのかな?」と悩みを抱えているママもいるでしょう。ここでは、ママが行動を制限したことによる子どもへの影響や、過干渉になりやすいパパやママの特徴などをご紹介します。
過干渉?子どもの行動を制限する弊害とは
過干渉な育児は子どもの成長を妨げてしまう
日本では「周りに合わせたほうがいい」「ルールは必ず守る」という考えが根強いため、子どもの行動をしっかり監視しコントロールしているパパやママのほうがよい親と思われることが多いでしょう。
ルールを守るのは大切ですが、細かなところまで「ダメ」と注意されてばかりでは、子どもは「自分はダメな子なんだ」と自信を持てなくなるでしょう。子どもがすくすく成長するには、ある程度自由に過ごすことが大切ですね。
主体的な考えや行動ができなくなる
しかし「あれもダメ」「これは危ない」など、子どもの行動を細かいところまで制限していると、自分から考えて行動できない子どもになるかもしれません。ママに言われて行動している子どもは、成長してからも自分で考えることができず、周りに言われたことしか行動できない大人になってしまいがちです。
子どもは自分で考えて行動をすることで危ないことも判断できるようになります。たいしたケガにつながらないようなら、ママはグッと堪えて見守ることも必要ですよ。
やる気がなくなって自信を失う
ママが子どもの行動を制限し続けると「ママがいいと言わないとできない」「ママがいないとどうしていいか分からない」など、自分から行動するのを諦めてしまいます。何に対してもやる気が出ず指示を待つため「自分は何もできない人間なんだ」と自信を持てなくなるでしょう。
「自分はやればできる」と自己肯定感が高い子どもは、失敗しても立ち直る強さがあります。子どもの心を強くするには、自分に自信を持つことが大切なのですね。
子どもの行動を制限し過ぎる親の特徴とは
子どもの気持ちを無視してなんでも決める
子どもはパパやママの所有物ではなく、ひとりの人間です。大人でも周りの人に自分の行動を決められるとストレスを感じるように、子どもも自分の気持ちを無視されてママになんでも決められるとストレスが溜まります。
子どもにも「◯◯をやりたい」という願望があります。なんでもパパやママが決めるのではなく、子どもの気持ちを尊重しましょう。
子どものためにしていると頻繁に言う
子どもの行動を制限し過ぎる親には「子どものために◯◯してあげている」と頻繁に主張する傾向があります。しかし、それは本当に子どものために言っているのでしょうか。子どものためになっているのでしょうか。
ママは「子どものために言っているんだ」という建前があると、命令口調になっても罪悪感が薄れますよね。これは子どもに言うことを聞かせようとしている親の自己満足です。
一方、子どもはママが自分のために言ってくれていると思うと、本当の気持ちを言い出すことができなくなってしまいますよ。
子どものペースを受け入れずに非難する
また、怒るだけでなく「どうしてできないの?」「どうして言うことが聞けないの?」などと、子どもを非難するような言い方をしてしまっています。
人それぞれできることや得意な分野は違うので、ママが思うように子どもが行動できないことはたくさんありますし、親が求めるような行動ができないことのほうが多いでしょう。
しかし、過干渉なママはそういった子どものペースに合わせることがなく、何でも子どものせいにしてしまいがちです。