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4歳なのに会話が噛み合わない!語彙力、会話力を伸ばす関わり方

4歳なのに会話が噛み合わない!語彙力、会話力を伸ばす関わり方

語彙力や会話力を伸ばす具体的な方法

毎日子どもの好きな絵本や本を読み聞かせる

子どもの語彙力や会話力を伸ばす具体的な方法の一つとして、毎日子どもの好きな絵本や本を読み聞かせることも有効です。子どもと一緒に好きな本を一冊選んで読み聞かせをしましょう。

お話を最初から最後までママが読むのもよいですが、もう知っているお話であれば子どもの好きなページをピックアップして好きなだけ繰り返し読んだり、どうしてその箇所が好きなのか話し合ったりするのもよいですね。

絵本以外にも、子どもが興味を示すのであれば小学生向けの図鑑を開いてみるのもおすすめです。動物好きの子どもであれば、動物図鑑を開いて眺めるだけでワクワクするかもしれません。

「ここ読んで」と言われたら、その通りに読みつつも分かりやすい言葉で説明しましょう。

親子で一緒に映画を観に行く

親子で一緒に映画を観に行くのも、子どもの語彙力と会話力を伸ばすのに役立ちますよ。映画を観ると、映像だけでなく音からもその世界観を感じることができます。子どもの想像力や好奇心も刺激されるはずです。

映画を観た後は、「どの部分がよかった?」というように親子でその内容について話し合ってみましょう。「あそこが楽しかった」と子どもがコメントしたら、なぜそう思ったのかなど話を深めてみるのもよいですね。

たとえばフランスでは、幼稚園の子どもたちが先生たちの引率で幼児向けの映画を観に行くこともあります。鑑賞後は教室で「どんな登場人物がいたのか」「どの場面が面白かったのか」など園児同士意見を交換したり、絵に描いて表現したりすることもあるようですよ。

ママもほかの大人との会話を楽しむ

できるだけ子どもの話に耳を傾け、子どもに話しかけるように心がけているというママも多いですよね。もちろん子どもの成長にとって、これはとても大切です。しかしそれと同時に、ママもほかの大人との会話を楽しんでいる姿を子どもに見せることも必要ですよ。

ママがほかの大人と交わしている会話を聞きながら、子どもは言葉の使い方はもちろん、その言葉の持つ雰囲気なども知ることができます。言葉とそこに表現された感情も感じ取って学ぶことでしょう。

家庭ではパパとの会話を楽しむようにしたいですね。ママとパパが楽しそうに話している様子を見て、子どもが積極的に自分の思っていることや感じていることを言葉で表現できるようになるかもしれませんよ。

気になるなら抱え込まず専門家に相談しよう

理解はできているようなのに答えられない

ママがいうことは理解できても、子どもからは適切な言葉を発しないという場合もあるかもしれません。「ジュース飲む?」と聞くと「うん!」と元気よく返事や、うなずいてジュースを飲むのに、ジュースの種類や量など具体的なことを話さなければ心配になってしまいますね。

こだわりが強くない子どももいるので、ママに「〇〇する?」と聞かれても「うん!」だけしか答えないこともあるでしょう。言葉が出ないからという理由で、障害を疑うことは控えたいものです。言葉が出るのが遅れているために、会話力がない場合もあるので心配し過ぎることはありません。

しかし、年齢が高くなってきても物事について詳しいことを話さないようなら、専門家に診てもらうようにしたいですね。

コミュニケーションが取れない

4歳でも落ち着きがなく、同じ場所にじっと座っていることが苦手な子もいます。話しかけても会話ができず、コミュニケーション不足を感じてしまうときは発達障害では?と疑ってしまうこともあるかもしれません。

そんなときは、子どもをよく観察してみましょう。落ち着きなく歩き回る理由が、好奇心旺盛な性格によるものなのか、それとも障害を疑ってしまうものなのか、区別できる場合もあります。

言葉が出てこないときだけでなく単語の順番がバラバラで文章になっていないとき、落ち着いて会話できない場合は、専門医に相談してみたほうがよいかもしれません。障害ではなく年齢的な場合も多いのですが、念のための相談してみることも大切です。

質問がちゃんと聞き取れているか不安

子どもに質問しても違う内容の違う答えが返ってきたり、会話ではないタイミングで返事が返ってくることもあるでしょう。4歳ごろは発達の差も大きい年齢ですが、ママの質問が聞こえにくい、またはまったく聞こえていない障害の場合もあるかもしれません。

聴覚障害では、周りの音がまったく聞こえないことを全聾(ぜんろう)、音が聞こえにくいことを難聴といい、後天性のものと生まれつきの先天性のものがあります。生まれつき障害がある場合も多いため、新生児のときにスクリーニング検査で聴覚障害を調べることもできるそうです。

遺伝や妊娠中に風疹などの病気にかかった場合は、聴覚障害になる確率が高いため検査を受けたり、専門医に診てもらいましょう。

まとめ

4歳になると言葉の幅が広がり、コミュニケーション能力も高くなってきます。でも言葉が出てこなかったり、出てきても順番がバラバラで会話になっていないと不安になってしまいますね。そんなときは、なんらかの障害をすぐに疑う前に、子どもをよく観察してみることが大切ですよ。4歳ころは成長の個人差がまだ大きい時期です。

周りの音がまったく聞こえない、または聞こえにくいのでは?と感じたら専門医に相談してみるとよいですね。個人差によるものがほとんどですが、聴覚障害が発見されることもあるので検査を受けるようにしましょう。
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