傷みやすい野菜を上手に保存したい!保管方法や長持ちさせる方法も
買い物に出たついでや特売日などに、まとめて野菜を買っておきたいと思うママが多いのではないでしょうか。しかし、きちんと冷蔵庫で保管していたつもりが、いつの間にか傷んでいると悲しい気持ちになりますよね。そこで今回は、傷みやすい野菜の保管方法や長持ちさせる方法についてまとめてみました。
使いやすいけれど足が早い野菜は?
変色が目立ちやすい葉物野菜
葉物野菜の足が速いのは、収穫の時期が比較的早いことが原因の一つといわれています。若いうちに収穫すると、新陳代謝が激しく成長も著しいので、傷みやすくなるようです。
そのため、スーパーなどで購入する際にできるだけ鮮度のよいものを選ぶようにしましょう。葉がしなびているものや、傷んだ箇所をちぎって整えた形跡のあるものは、家で正しく保存してもすぐに傷んでしまうかもしれません。
水分が多い果物も要注意
果物が傷みやすい原因として、水分が多いことが挙げられるでしょう。水分が多いと雑菌が繁殖しやすく、そこから腐敗が進んでしまうことがあります。また、熟しすぎて腐るのは、成長スピードが速いことが原因と考えられます。
特に、果物は圧がかかっている部分が傷みやすくなります。冷蔵庫との接地面や、果物同士が接している部分などは柔らかくなっていることが多いです。そのため、早く食べることも大切ですが、保管方法にも気をつけていきたいですね。
カットして販売している野菜も傷みやすい
カットされた野菜は、切り口から菌が繁殖しやすくなります。野菜の種類や切り方などによっても多少日持ちは変わってくると思いますが、購入後はできるだけ早めに食べることをおすすめします。消費期限内でも、臭いに変化があったり溶けていたりする場合には、生食は避けたほうが無難でしょう。
また、カット野菜ほどではありませんが、半分や1/4カットされたキャベツや大根も、切り口から傷んでくるので注意が必要ですね。
野菜を長持ちさせるには温度と湿度を管理
寒さが苦手な根菜類は常温保存
常温で保存するときは、湿度が低く風通しのよい場所を選ぶようにします。根菜類は湿気に弱いので、土がついたままの野菜は洗い流さないことが品質を保つコツです。新聞紙などでくるんでおくと余分な水分を吸い取ってくれてよいでしょう。
できるだけ畑で育った環境を再現するためにも、ゴボウや長ネギなどは立てておくとよいようです。根菜類は保存方法に気をつけると、2~3カ月保存できるものも多いので試してみてくださいね。
葉物野菜の基本は低温での保管
ただし、冷蔵室の温度設定が強になっていたり、冷たい空気が溜まりやすい下段に入れてあったりすると、まれに野菜が凍って細胞が破壊されることもあるようです。庫内の温度が2~5℃くらいになっていることを確認してから野菜を入れたほうが安心ですね。
葉物野菜も根菜類と同じように、新聞紙でくるんでおくと長持ちします。新聞紙でくるんだものをビニール袋に入れて保存しましょう。このとき、袋の口は軽く結ぶ程度にすると、蒸れて傷むことを防げます。
夏に美味しい野菜は風通しのよい場所へ
冷暗所は、一般的に温度が1~15℃くらいで直射日光が当たらない薄暗い場所をいいます。日光が当たらなければベランダや家の北側の場所などでもよいでしょう。
小さな子どもがいる家庭では、熱中症予防のために日中の暑い時間帯はエアコンをかけている場合が多いと思いますので、室内の薄暗い場所でも保存できます。日陰でも温度が高くなってしまうという場合には、野菜室での保存がおすすめです。
ひと手間かけて野菜を長く保存する方法
足が早い野菜は下処理して冷凍保存
具体的には、水分の多いレタスやきゅうり、もやし、そしていも類などが冷凍保存に向いていないといえるでしょう。こうした野菜は、冷凍前に下処理をすることで品質を保ちやすくなります。
例えば、きゅうりは塩もみをして十分に水分を抜く、もやしは軽く茹でて水気をきる、じゃがいもは加熱してつぶしておくといった下処理が重要です。また、レンコンやゴボウなどアクの強い野菜は、アク抜きしてから冷凍すると調理の際にすぐ使うことができ便利でしょう。