赤ちゃんと住むアパートの選び方!引っ越しの挨拶でトラブルを防ごう
結婚や妊娠を期に引っ越しを考えたいけど、「どんな条件・どんな間取りが赤ちゃん連れに向いているのか」と悩みますよね。この記事では、赤ちゃんと一緒に生活しやすいアパートの条件や間取り選びのポイント、引っ越しの挨拶周りを成功させるポイントについてご紹介します。
赤ちゃんがいる家庭のアパート探しのコツ
子育て世帯が多く住んでいるアパートを選ぶ
赤ちゃんの頃は夜泣きをし、動くようになってくると家の中を走ったり跳ねたりと、子どもがいる家庭は、どうしても騒音が発生しやすいもの。周りに子育て世帯が多いと「お互いさまだから」という意識があるため、気持ちが楽になりやすいといいます。また、特に初めての育児は孤独を感じやすいですが「周りに同じママや子どもがいる」と思えるだけでも心強いものですよ。
子育て世帯が多いかどうかを見極める方法は、駐輪場や廊下に子ども用のおもちゃや自転車が置いてあるかを確認することです。不動産会社にあらかじめ「子育て世帯が多いアパート」という条件を伝えておくのもよいでしょう。
住むなら2階よりも1階がベスト
ベビーカーや子どもを抱えての階段の上り降りは、重労働です。エレベーターは便利ですが「待ち時間が発生する」「子どもが指を引き込まれるリスクがある」などのデメリットもあります。1階であれば、ベビーカーに子どもを乗せたまま、買い物袋を抱えたままでもスムーズに家の前まで行き来できます。また、2階以上で心配されるベランダや窓からの転落のリスクも最小限に抑えられますよ。
階下への騒音を気にしなくてよい点も大きなメリットです。友人ママは「1階に引っ越してからピリピリしなくなった」と話していましたよ。さらに庭付きであれば、夏にプールを出したり、一緒に花を育てたりする楽しみもできますね。
収納スペースや安全対策も視野に入れよう
安全対策の観点から、防犯カメラやモニター付きインターホンが設置されているかどうか、部屋の中に段差が少ないかどうかもチェックしたいですね。
また、キッチンが独立している間取りであれば、入口にベビーゲートが取り付けられるため、赤ちゃんにとって危険な包丁や火、お皿などへの接触を簡単に防ぐことができます。友人ママは「オープン型のキッチンだったので、ベビーゲートを置けずに苦労した」と話していましたよ。
赤ちゃんと住みやすいアパートの間取りとは
赤ちゃんのうちは1LDKでもOK
ただし、1LDKのアパートは、単身者や夫婦のみの世帯が多いため、子どもの行動への理解が得られにくい可能性があります。ジョイントマットを敷くなどし、周囲への音漏れ対策を充分にするとよいですね。
また、部屋の中に物が溢れた状態では転びやすい、ぶつかりやすいなど、怪我のリスクが高まります。生活スペースや収納が限られるため、おもちゃなどの物を増やしすぎないように心がけましょう。
長期の居住なら2LDK以上が住みやすい
また、荷物が多い場合でも、部屋数に余裕があれば、一部屋を収納部屋にしてしまうことができます。成長に連れ、子どもの持ち物が増えてきても、部屋数に余裕があると一部屋に集約でき、整理もしやすいです。ゆくゆくは、そのままその部屋を子ども部屋にするなど、将来設計も立てやすいですよ。
ただし、部屋数が増えるほど、家賃も高くなるので、居住予定の年数や家族設計を考慮しながら検討するようにしましょう。
子どもが小さいうちは和室があると便利
赤ちゃんがベッドから転落する事故をよく耳にしますが、畳に布団に敷いて赤ちゃんを寝かせていればその心配もありません。添い寝やおむつ替えもしやすいですね。
また、畳は中に空気を含む構造をした「い草」と「稲藁」の層から成るため、遮音・吸音効果が高く、フローリングに比べて「転んだときの衝撃が少ない」「子どもの足音が階下に響きにくい」というメリットもあります。さらに、調湿効果があり、夏は涼しく冬は暖かく、室内を快適に保ってくれる効果もありますよ。
アパートへ引っ越したら挨拶を忘れずに!
近隣トラブルを避けるためにも挨拶は大切
子どもの泣き声や物音は、ときには周りの人にとって「騒音」と感じるかもしれません。ですが、はじめにしっかり挨拶をすることで、子どもがいる相手なら「お互いさま」という気持ちが芽生えます。また、心理的に「泣き声や騒ぎ声は、顔がわかる相手の方が気になりづらい傾向がある」といいます。
友人ママは、挨拶の際に同世代の子どもがいると知り、その後家を行き来するような友だちになったそうですよ。別のママは「年配のご夫婦だったので心配になったけど『子どもは大好きだから大丈夫ですよ』といってもらい、安心できた」と話していました。
もちろん、引っ越しのときだけでなく、日頃から笑顔で挨拶することを心がけましょう。