つわりがひどく仕事がストレスに!うまく乗り切る対処方法を知ろう
つわりには個人差があり、入院するほどひどい症状のママもいれば、まったく感じないというママもいるほど。つわりが重いママにとって、仕事をつづけながらつわりを乗り切るのはとても大変なことです。赤ちゃんのためにも、ストレスを溜め込まず、うまく乗り切る対処法を見つけていきましょう。
妊娠中のストレスは赤ちゃんに悪影響も
胎児が栄養不足になってしまう
しかし強いストレスを感じた状態が続くと、緊張によって血管が収縮し、胎盤から十分な栄養が届けられずに、胎児が栄養不足になってしまうリスクがあります。栄養不足が続けば、赤ちゃんの発育にも悪影響が及ぶ危険があるでしょう。
つわりで食事がとれなくても、妊娠初期の赤ちゃんの発育にはあまり影響しないと産院でも伝えられますが、食べられないことを心配しすぎてしまうと、それがストレスとなって赤ちゃんに悪影響を及ぼすかもしれないのです。
不規則な生活もストレスの原因に
とくに妊娠中は心も身体もストレスに対して過敏になっている時期。不規則な生活を送っていると、ストレスの原因になるかもしれません。まずは早寝早起きと、バランスのよい三度の食事、適度な運動(歩く、家事をするなど)を心がけましょう。
とはいえ、つわりがピークのときは眠れないほど吐き気に襲われたり、食事がほどんど取れなかったりしますね。無理のない範囲で、自分に合った生活リズムに整えていきましょう。
ストレスがつわりの強い原因になることも
【つわりの原因とされる要素】
・妊娠によるホルモンバランスの乱れ
・胎児を異物として身体が認識することがから起こるアレルギー反応
・自律神経の乱れ
このような状態にある妊婦さんが、さらに「ストレス」という負担がかかることで、より強くつわりの症状が出てしまうことがあるようです。
もともと心配性でストレスを感じやすいママは、「妊娠は母体にとってストレスがかかるもの」と、あらかじめ理解しておくことも大切です。自分で解決できないほど不安になったら、担当医師に相談するなど、早めに対処することも必要かもしれません。
仕事中に起きやすいストレスを避けよう
仕事の負荷軽減のため、早めに職場の理解を
気持ちの上では「いつもと同じように働ける!」と思っていても、身体は思うように動いてくれない…、そんなストレスを感じる妊婦さんも多いでしょう。職場に迷惑をかけてしまわないか、「マタハラ」を受けるのではないかと心配になるかもしれませんが、優先すべきはお腹の赤ちゃんです。
胎児の心拍が確認されたら、まずは上司に妊娠報告をして、働きやすい環境にしてもらえるようにしましょう。妊娠初期は赤ちゃんにとって大切な時期です。無理せず周りの理解を得て、仕事の負荷を軽減したいですね。
出勤時間などをずらして負担を減らそう
また、電車で通勤している妊婦さんは、満員電車で色々な人の「におい」が気になって大変、ということもあるでしょう。さらに、通勤ラッシュで人混みの中に立っていては、お腹を押されてしまう危険性もありますね。
混雑する電車通勤している場合は、会社に相談して出社時間をずらしてもらうのもよいでしょう。車通勤の場合も、渋滞中に気分が悪くなるリスクがあります。「遅刻」となれば迷惑になるかもしれませんが、あらかじめフレックス出社を申し出ておけば安心ですね。
服装でのストレス軽減を理解してもらおう
締め付けのない、ゆったりとした服を着る許可をもらって、できるだけストレスを軽減しましょう。とくに、普段職場で制服を着用している場合は、周りの理解が必要になるでしょう。
お腹が大きくなれば、単純に「サイズが変わったから」と理解してもらえますが、体型の変化が見られない妊娠初期から服装を変える場合、つわりでストレスになることをしっかりと説明しないと理解してもらえないかもしれません。
つわりを和らげて乗り切る方法は?
食べづわりは間食などを利用して乗り切る
仕事中になにか食べるのに抵抗がある場合は、マスクをしながらアメやドライフルーツなどをこっそり食べるのがよいですよ。チョコレートや甘いグミなどは、食べると周りに匂いがするので要注意です。
食べづわりがあるママは、食べ過ぎによる体重増加、妊娠高血圧症、妊娠糖尿病などに気を付けたいですね。なるべくカロリーの高いスナック菓子などは避けた方がよいでしょう。