30代のパパとママの食欲事情!食欲をコントロールし快適に過ごそう
「なぜ、こんなに食欲が出たり、食欲がなくなったりするのだろう?」これは、30代になったパパやママに多く見られる症状のようです。あまりにもドカ食いをしたり、食欲不振になったりすると、家族も心配してしまいますね。この記事では、食欲をコントロールする方法について詳しくご紹介します。
30代のパパとママの食欲旺盛の原因はなに?
ストレスにより食欲が増すホルモンが出る
ママ友のパパは30代に入り、会社で役職者となったプレッシャーや禁煙したせいもあってストレスが溜まり、とにかく食べたそうです。わずか1年で7kg太ってしまい、ベスト体重に戻すのに苦労したようです。
このようにストレスが溜まると、脳にもストレスがかかって「大脳辺縁系」を興奮させるため、「ドーパミン」というホルモンが多く分泌されるようになります。ドーパミンは、摂食中枢を刺激して食欲を増大させてしまうのです。
また「レプチン」というホルモンの働きも鈍くなり、正常に満腹中枢を刺激することができなくなるのも原因のようです。
ママは生理前の食欲のコントロールが難しい
女性の場合、この黄体ホルモンが排卵期から生理日までは特に活発に働きます。そのため、妊娠に備えた女性の体に黄体ホルモンが影響をおよぼし、より多くの栄養や水分を取り込もうとするのです。
また、生理前の時期は血糖値が上がりやすい傾向にあります。血糖値が急上昇すると多量のインスリンが分泌され血糖値が急降下し、この血糖値の乱高下が食事したのにまた食べたくなる衝動を招きます。
このように、生理前の女性の食欲増進はごく自然であり、極端なドカ食いなどでなければある程度はやむを得ないのかもしれませんね。
睡眠不足と疲労の悪循環によるもの
睡眠不足は疲労につながり、体だけではなく脳にも負荷がかかりストレスとなります。ストレスがかかると、脳は体が飢餓状態になったものと判断し、エネルギーとなる糖分を含んだ食べ物を欲するのです。
これは、睡眠不足から食欲を抑制するホルモン「レプチン」が減少し、食欲を増進させるホルモン「グレリン」が増加することに起因します。このようにホルモンバランスの乱れは過食につながりやすく、しっかりとした睡眠をとって翌日に疲れを持ち越さないようにしたいものですね。
家族も心配になる食欲不振の原因とは
ストレスにより食欲がなくなることも
食べたい気持ちはあるのに食べられないという場合には、消化器官など体のどこかに異常があるケースが考えられます。しかし、食べたい気持ちにならないという場合には、何らかのストレスによるケースが多く、一時的なことであればあまり心配はないでしょう。
ただし、長期にわたりこの状態が続くとなれば、摂食障害などになっている可能性があります。摂食障害の場合は、体重が増えてしまうことに恐怖を覚える人が多く、生死にかかわるケースもあるので注意が必要です。
食欲不振の原因は身体的病気ということも
肝臓や膵臓などの消化器の病気、腎臓や心臓・呼吸器の病気、脳や神経の病気、甲状腺機能低下症などのホルモンの病気、膠原病、糖尿病、感染症、悪性腫瘍などさまざまな病気により食べられなくなる場合があるのです。
また、脱水や機能的ディスペプシアという原因がはっきりしない胃の病気というケースも考えられます。さらに、虫歯や口内炎などの口腔内疾患によっても食欲不振に陥るケースもあります。一時的なストレスなど、思い当たる原因もなく食べられない状況が続く場合は、早めに受診しましょう。
30代は忙しい!不規則が原因かも
しかし、30代に入り会社での役割も重くなり、家庭でも育児などの比重が大きくなると、どうしても睡眠不足になりがちです。ましてや、スポーツジムなどに行って日ごろの運動不足を解消する時間すら取れないのがこの時期です。
運動不足により活動量が低下すると、脳が体に栄養を取り入れる必要を感じなくなるので食欲がわきません。また、睡眠不足などの不規則な生活を続けていると、自律神経のバランスが崩れ胃腸の不調や食欲不振に陥りかねないのです。
忙しい30代のための食欲コントロール術
年齢によって食べ方を変えてみよう
40代は、パパの腹回りも気になってくる年代でもありますので、朝ご飯も軽めで夕飯はご飯を少なめにするとよいでしょう。間食は控えたほうが無難ですね。
肝心の30代ですが、仕事や家事などで活動量が増えますので、多少ご飯を増やすとよいでしょう。20代よりも体が冷えやすくなってくるので、温かい食事を心がけましょう。
朝ご飯であれば、おかゆやみそ汁などを食べると体が温まりますね。昼を肉にしたら夜は魚料理といずれも温かい食事を。温野菜なども取りたいものですね。