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 1歳児はどんどん成長する!1歳児育児において知っておきたいこと

 1歳児はどんどん成長する!1歳児育児において知っておきたいこと

ついこの間までネンネの赤ちゃんだったのに、気付けばもう1歳!自我がめばえ、ひとりの人間として成長していく様子を見るのはほんとうに楽しみですね。でも寝てばかりだった赤ちゃんとは違い、動き回る1歳児のお世話は大変です。1歳児がどんなふうに成長をしていくのか、育児の注意点やポイントをご紹介していきます。

目次

1歳児の発達を知ろう!運動や精神の発達

あんよや小走り!運動能力に関する発達

まずはじめにお伝えしておきたいのは、この時期の子どもの成長には非常に個人差があるということです。同じ月齢のお友達が上手に歩いているからといって、なかなか歩きださない我が子をむやみに心配する必要はありません。

平均的な1歳児の発達としては、1歳3カ月頃にはよちよちと歩きだし、1歳半を過ぎたあたりから小走りができるようになります。自由に歩けるようになると、興味があるものを見つけて近づいていきます。

また、指先も器用になってくるので、小さいものをつまんだり、絵本をめくったりすることができます。子ども自身にできることが日に日に増えて、ママとのコミュニケーションもますます楽しいものになっていくでしょう。

自己主張が増える。精神的な発達

運動能力が発達するにつれて、見るものや触れるものが増え、精神面でも劇的に発達していきます。「好き」「きらい」といった気持ちがはっきりしてきて、自己主張をするようになる時期です。

早い子どもでは1歳を過ぎたあたりから「イヤイヤ」が始まってくるかもしれません。自分の気持ちを伝えたいけれど、うまく伝わらないといったときに癇癪のような状態をおこしたりします。

それもまた成長過程のひとつなので、焦らずに子どもの主張に耳を傾けてみてください。大好きなママやパパにわかってもらえたと理解できれば、精神的にも安定します。「イヤイヤ」ばかりでなく、「大すき!」といった気持ちもストレートに表現するようになってくるので、大変さと可愛さが交互にやってくる感じですね。

1歳児の言葉の発達が知りたい

1歳になると「ワンワン」「ママ」「バーバ」など、意味のある短い言葉を話し始めます。話せる言葉の数はまだ少ないですが、聞き取る力はだいぶついてくる時期です。

「ちょうだい」といったら物を渡してくれたり、「もしもし」と行ったら電話をするマネをしたりと、いっていることを理解することができてきます。

ただし、運動や精神の発達と同じように、言葉の発達にはかなり個人差があるようです。なかなか話さないと不安に思うママもいると思いますが、3歳くらいまではのんびりと見守ってあげるようにしてください。絵本を読んであげたり、積極的に子どもの気持ちを代弁して話したりすることで、ことばの発達を促すことにつながるようです。

一升餅や選び取り、記念撮影で1歳を祝おう

スタジオに写真を撮りに行こう!

最近ではスマートフォンが普及しているので、日々の何気ないしぐさも気軽に写真に撮っているというママも多いと思います。でも、記念日にはやっぱりスタジオでプロに撮ってもらいたいですね。

大手の写真スタジオなどでは、レンタル衣装は無料というところが多いようです。衣装のサイズやデザインも豊富で、子どもよりもママが興奮してしまうかもしれませんね。子どもだけではなく、ママやパパと一緒に家族写真を撮るのもおすすめです。

スタジオによっては、持参したカメラでの撮影はNGでも、動画ならOKというところもあるようです。貴重な1歳の記念写真ができあがると同時に、家族にとっても楽しいイベントの思い出になると思います。

一升餅の言い伝えや入手方法を確認しよう

1歳の誕生日イベントといえば「一升餅を背負う」というのが有名ですね。しかしなぜ重たいお餅を背負わせるのか、由来を知っていますか?

「一升餅」は「食べるものに一生困らないように」という願いを込めて始められたといわれています。一升は約1.8キロなので、1歳児には重たい荷物です。転んだり泣いたりしするかもしれませんが、それもまたいい思い出ですね。

和菓子屋さんなどで一升餅を注文すると、昔ながらの大きな紅白の丸餅を購入できます。最近ではインターネットで食べやすいサイズに加工してあるものや、背負いやすいようにリュックとセットになったものなどが販売されています。

ちなみに1.8キロのお餅を食べきるのは大変なので、余った分は冷凍保存することをおすすめします。

新たな伝統?選び取りについて

一升餅と並んで、1歳のお誕生日イベントで有名なのが「選び取り」です。子どもの前にいろいろな品を置いて選び取らせ、選んだものでその子の将来を占うという儀式です。

選び取りにはあまり細かい決まり事などなく、品物も家族で相談して好きなものを選んでいるようです。中でも伝統的な3つはこちら。

お金…裕福、お金に困らない
そろばん…商売がうまくいく、計算が得意
筆…勉強ができる、芸術家になる

このほかにも、

ボール…スポーツが得意
楽器…楽器が得意
お米…食べるのに困らない

など、各ご家庭で楽しみながら選び取りの品物を決めてみてください。中には「はさみ」や「包丁」といった刃物を加える風習もあるようですが、安全には十分配慮してくださいね。

あと少しで離乳食卒業!完了期について

与える回数や時間、1食あたりの量について

母乳や粉ミルク以外からしっかりと栄養が取れるようになったころを、「離乳食完了期」といいます。歯が生えそろい始め、形のある食べ物が上手に噛めるようになってくる時期でもあります。

完了期では、1日の食事回数は3回、捕食としておやつなどを1,2回程とることを目安にします。ここで大切なのは生活リズムです。朝、昼、夜、とできるだけ決まった時間に食事をするようにしましょう。

【1食あたりの食事量の目安例】
主食…やわらかめなご飯80~90g
主菜…肉や魚15~20g
副菜…野菜や果物40~50g

主食には麺類やパンだけでなく、ホットケーキや芋など、日によってバリエーションを持たせると子どもも飽きずに食べられますね。

取り分けをして準備を簡単に

離乳食初期から中期に比べ、完了期では食べられる食材が増えてくるので、大人の食事からの取り分けができるようになります。ママの食事の支度もグッと楽になりますね。

薄味に仕上げるため、大人用に味付けする前に子どもの食べる分を取り分けます。根菜など硬めな食材の煮物の時は、あらかじめザルや茶こしなどの網に子ども用の野菜を入れて、少し早めに火を通し、その後大人の分を煮始めると1つのお鍋で作ることができておすすめです。

取り分けた後は、離乳食の進み具合によって、切ったり軽くつぶしたりして子どもの食べやすいようにひと手間かけて加工してください。取り分けによって少しでも家事が時間短縮になれば、ママにとっては嬉しいことですよね。

使いやすいスプーンで自分で食べてみよう

この時期の子どもは手先も器用になってきて、できないことでも自分でやってみたい!と思い始めます。ママやパパがスプーンやフォークで食べている姿を見て、マネをしたがるかもしれません。

ステップとしては、まず子ども自身に「手づかみ食べ」をさせ、食べ物の感触や温度などを感じさせてみます。手から伝わる感触は脳に刺激を与え、食事に対する興味を湧かせ、「自分で食べたい」と思うようになります。

手づかみ食べが慣れてきたら、赤ちゃん用のスプーンやフォークを持たせてみてください。すぐに上手に食べることは難しいと思いますが、食べにくそうだなと感じるときは、子どもにとって使いやすい形状のスプーンをいろいろ試してみてもいいと思います。
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