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保育園の避難訓練の内容は?目的を知って家庭の防災に活用しよう

保育園の避難訓練の内容は?目的を知って家庭の防災に活用しよう

子どもと保護者も防災の意識を持つために

絵本や劇で災害の怖さを学ぼう

災害に遭遇したことがない子どもは、訓練を繰り返しても怖さなどが伝わらないこともあります。また、周りに大人がいないときに災害にあってしまったら、自分で身を守る必要も出てきますよね。

子どもが災害の怖さを学ぶため、絵本や劇などを活用する方法もあります。実際に2011年に発生した東日本大震災で被災をした園児の姿を描いた「はなちゃんのはやあるきはやあるき」という絵本があります。同じ年代の女の子「はなちゃん」の目線で描かれているので子どもが共感しやすいです。

簡単な劇や紙芝居などで防災意識や避難の大切さを伝えることは、子どもに理解しやすい方法です。子どもに問いかけることで、子ども自身が災害や避難について考えるきっかけを作れますよ。

みんなの合言葉「おかしも」

避難するときはどうしたらよいのかを、子どもに分かりやすく伝えることも大切ですよね。多くの保育園や小学校では「おかしも」という合言葉を使っています。

「お」おさない
「か」かけない
「し」しゃべらない
「も」もどらない

それぞれの頭文字をとってつなげた「おかしも」は、子どもが分かりやすい合言葉として使われています。

ほかにも不審者が現れたときには、「いかのおすし」という合言葉もよく使われます。

「いか」いかない
「の」のらない
「お」大声を出す
「す」すぐに逃げる
「し」知らせる

こちらも同じように頭文字をつなげたもので、子どもに伝えやすく覚えやすい合言葉ですよね。

ママやパパからも子どもに教えるとよい合言葉です。

家庭でも避難訓練や防災情報を集めておこう

保育園での避難訓練はもちろん大切ですが、同じように家庭でも避難訓練を行ったり防災情報を集め、いざというときにどうしたらよいのかを話し合ったりすることも重要です。

保育園ではどのような避難訓練を行っているのかを参考にして、家庭でも同じように避難訓練を行うことで、子どもが異常事態に慣れる効果は高まりますよね。

保育園では保育者が子どもを守るために訓練を繰り返しますが、家庭ではママやパパが子どもを守るためにはどうしたらよいのかを考える必要があります。災害が起こるとママもパパも怖いと思いますが、訓練をしておけばいざというときにどうすべきかが分かります。

避難訓練を行った後は反省会を行い、実際に行わなければ分からなかったことを確認するとよいですね。

まとめ

保育園では保育園内だけで行われる訓練以外にも、消防署の職員の方を招いて行う訓練や、災害を想定した保護者のお迎え訓練が行われることもあります。万が一災害が起こった場合、公共交通機関や車、自転車などの移動手段が使えない可能性もあります。このような事態に備えた想定も必要ですよね。

保育園のでの訓練に頼って家庭では何も対策を考えないのではなく、万が一のことを想定してママやパパも避難訓練の内容を把握し、家庭での災害対策を考えるきっかけにするとよいですね。
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