3歳は自我が芽生える時期!心と体の成長を知って楽しく過ごす方法
3歳になるとどんな感情がでてくるの?
好奇心が高まり、なんで?が増える
しかし「今はいそがしいから」本当は知っているのに「わからない」などと、適当に答えることは子どもの成長の芽を摘んでしまう可能性があるので避けましょう。しっかりと子どもに向き合い、丁寧に質問に答えてあげることで、子どもの好奇心や学習意欲だけではなく、コミュニケーション能力も伸ばしてあげることができるようです。
子どもの質問に答えられないときは、一緒に調べてみたり、子どもの質問に対して「どうしてだろうね?」と逆に質問を返して子どもに考えさせたりしてみることも大切です。
自分のことは自分でする!というようになる
とはいうものの、まだ自分ではなかなかうまくできないのも3歳児。時間がないときなど、ママが食べさせようとしたりお着替えを手伝ってあげたりしようとすることがあるでしょう。そんなママの手助けを嫌がる子もいます。
せっかく芽生えた子どもの「自分でやりたい」と思う気持ちと上手に付き合っていくことも大切です。
自分でやってみたものの、服を後ろ前逆に着てしまったり、靴を右左反対に履いてしまったりすることがありますよね。そんなときは、いきなり「違うよ!」と注意せずに、まずは自分でできたことをほめてあげましょう。
コミュニケーションがとりやすくなる
3歳になると、3語文を話せるようになり、相手の話を聞き理解することができるようになります。また、自分の気持ちを言葉で表現することができるようになるので「どうして泣いているのか分からない」という状況が少なくなることでしょう。
コミュニケーション能力を上手に育むためにママができることがあります。
家族以外の人に「お名前は?」などと聞かれると、固まったまま答えないという子もいることでしょう。
子どもは口に出さないだけで頭の中では答えを巡らせているようです。ママが先回りして答え続けると、自分の頭で答えを考えることをやめてしまうことがあるようなので注意しましょう。
3歳児の言葉の発達の目安は?言葉の伸ばし方と心配なときの対処法 - teniteo[テニテオ]
3歳児はどれくらいの言葉を話すのか、うちの子は言葉が遅いのかを知りたいパパやママも多いでしょう。そこで、3歳の子どもの言葉の発達の目安、言葉の習得を早める工夫、言葉が遅いと心配になったときの対処法を紹介します。言葉の発達は個人差があります。子どもに合った対応で言葉の発達を促しましょう。
3歳に必要なご飯とその習慣とは?
3歳は成長期、体の基礎を作ってあげよう
幼児期は乳児期の次に成長が著しい時期なので、栄養のバランスがとれた食事をとることが大切です。ただ、この時期は好き嫌いが表れやすい時期でもあります。食べないから食卓に出さないのではなく、家族がおいしく食べている姿を見せることで徐々に食べられるようになることもありますよ。
また、幼児期は朝、昼、夜の3回の食事では十分な栄養素をとることが難しいので、おやつも食事の一部としてとらえましょう。甘いものだけではなく、おにぎりや野菜のポタージュなどもおやつとして出してあげるといいですね。
3歳に必要な栄養素を上手にとる
1日に必要なエネルギーは1,250〜1,300kcalです。ちなみにママ世代の女性が1日に必要なカロリーは2,000kcalです。ママの食事の半分の量よりやや多めにあげることが目安になります。
しかし成長期なので、タンパク質やカルシウムは多めに摂取できるように献立を考えましょう。身長を伸ばすためにはカルシウムだけではなく亜鉛が必要になります。
成長する分、血液を増やしていく必要があるため鉄分が不足しがちになるようです。鉄分はひじき、アサリ、レバー、などに多く含まれています。
食事は規則正しくとろう
おやつの時間がずれてしまうと、食事の時間になってもお腹が空かずに食べられなくなる子が多く、寝る前にお腹が空いてしまうなどということも起こります。また、規則正しい食生活を送ることは内蔵にも優しいようです。
また、食事=楽しいという感覚を味わってもらうことが大切になります。なるべく家族揃って、もし難しい場合は1人で食べさせることがないように気をつけましょう。
この時期は食べムラがあるので、食べないことがあってもダラダラいつまでも座らせておいたり、無理やり食べさせたりしないほうがいいようです。
3歳で生活リズムを整える重要性。理由と生活リズムの整え方 - teniteo[テニテオ]
乱れた生活習慣が幼児期に身につくと、それは思春期にまで影響します。学力や素行に問題がある子は、生活習慣の乱れが原因であるケースが多いといわれるほどです。子どもの健やかな成長のため、幼児期から正しい生活習慣を身につけさせたいですね。この記事では、理想の生活習慣や生活リズムの整え方をお教えします!
3歳に必要な睡眠時間とそのタイミングは?
3歳の子どもに必要な1日の睡眠時間
基本的には早寝、早起きを心がけましょう。
「寝る子は育つ」とよくいわれますが、子どもの成長を促す成長ホルモンは夜寝ている間に最も多く分泌されます。成長ホルモンは眠ってから3時間くらいの間に最も多く分泌されるので、この時間帯にぐっすりと眠っていることが重要です。
そのため、睡眠が不足すると十分に成長が進まなかったり、注意力や集中力が欠如したりすることがあります。中には、うつ病や肥満になってしまう子どももいるようなので注意が必要です。
3歳の昼寝は子どもに合わせてとる
2歳半頃になると徐々にお昼寝しなくなる子が増えていきます。お昼寝をしているけれど、夜も決まった時間にぐっすりと寝ている子はまだお昼寝が必要だということでしょう。
お昼寝をする場合、昼食後の13時〜15時の間がいいようです。それ以降になってしまうと夜寝る時間が遅くなってしまうことがあるので気をつけましょう。また、お昼寝をしている時間は1〜2時間を越えないこともポイントです。
お昼寝を卒業するときは、急にやめずに1日30分くらいずつお昼寝を短くしていくといいでしょう。また、お風呂やご飯を早く済ませ、いつもよりも早めに眠らせてあげてくださいね。
気持ちよく眠らせてあげる方法
1.寝る前にスマホやテレビの画面を見ない
ブルーライトを発する電子機器は脳を刺激するので、眠りづらくなってしまいます。また、蛍光灯の光も脳がリラックスすることができないので、できれば寝る前はお部屋を暗めにしてあげましょう。
2.夕方以降は激しい運動をしない
3.食事やおやつは寝る2時間前までに済ませる
4.寝る1時間前くらいにお風呂に入る
シャワーだけではなく、湯船に浸かることでよく眠れるようになります。
3歳児の夜泣きの原因とは?対応、予防対策で夜泣きを改善しよう - teniteo[テニテオ]
乳児期の夜泣きが落ち着いてホッとしたのもつかの間、3歳近くでまた夜泣きが始まったと困っていませんか。もしかして病気なの?なんて心配になることもありますが、実は夜泣きは3歳頃の幼児にも起こりがちなのです。心配に感じることの多い幼児の夜泣きについて、対応方法や予防などをご紹介します。
3歳になるとお友達と遊べるようになる?
3歳はお友達に興味を持つようになる
1歳半くらいになると、お友達と一緒に遊んでいる姿も見られるようになることでしょう。しかし、この頃はまだ同じ砂場やおもちゃを共有して遊んではいるものの、実は一人遊びの延長のようなものだったのです。2人並んで遊んでいるように見えても、まだ言葉も発達しておらず、それぞれのイメージを共有して遊ぶことはできません。
2歳半〜3歳ころになると、相手がやっていることをまねしてみたり、一緒に走り回ったりするようになります。その後、徐々にお互いのイメージをすり合わせ、「ごっこ遊び」などができるようになってくるようです。
お友達と付き合い上手になる方法
ただ単に1人で黙々と遊ぶのが好きな子や、発達の度合いに違いもあるので、ママはその子に合わせた対応をしてあげることが大切です。
子どもがお友達の輪に入りたくても入れないという場合は「『まぜて』といって入っていくんだよ」などと、輪に入っていく方法を教えてあげましょう。また「貸して」など、自分の言葉で相手に気持ちを伝えていくことや、相手の気持ちをくみ取ることも少しずつ教えていきましょう。
トラブルが起きてしまったときの対処法
とはいうものの、ママは「まだ分かっていないからしょうがない」と放っておくのではなく、根気強くお友達との関わり方を教えていくことが大切です。
お友達を叩いたり押したりする子には、頭ごなしに叱りつけるのではなく、まずはどうして叩くのか聞いてみることが必要です。しっかり子どもの言葉に耳を傾けてから、叩いてはいけない理由や自分の気持ちの伝え方を教えてあげましょう。
逆にいつも叩かれる側の子どもには、叩かれる前に逃げることや、叩かれたら大人に報告することを教えてあげましょう。
3歳の人見知りでも大丈夫!原因とママができるフォローとは - teniteo[テニテオ]
子どもの成長過程であらわれるという人見知り。しばらくすればなくなるものですが、3歳になっても人見知りしていると「保育園で集団生活できるかしら」と心配するママもいるでしょう。ここでは人知りするわけを知り、ママができるフォローなどを考えてみたいと思います。
3歳が楽しめるおすすめの遊び
3歳が楽しめる室内遊び
【ごっこ遊び】
様々な役を演じるごっこ遊びは、相手の気持ちを理解するなどのコミュニケーション能力を高めることができるようです。ごっこ遊びには、おままごとやお医者さんごっこ、お店屋さんごっこ、ヒーローごっこなどがあります。ママがごっこ遊びに入っていくときは、子どもが遊んでいる様子を観察し、子どもの世界観を壊さないように注意しましょう。
【手先を使う遊び】
この頃になると手先を器用に使えるようになってきます。ハサミを使って切ってみたり、お絵かきをしたり、簡単な折り紙などをしてみましょう。細かい作業をすることは、集中力や想像力など、脳の発達によいとされています。
【リトミック】
リトミックは音楽に合わせて身体を動かす運動です。室内でも楽しく身体を動かすことができるので、雨の日などに積極的にやってみるといいかもしれませんね。リトミックのやり方が分からない場合はYouTubeなどを見ながら一緒にやってみるといいでしょう。
3歳が楽しめる外遊び
【自然探索】
自然の中で過ごすことは五感が刺激され、脳の発達にもいいようです。また、自然の中は起伏や障害物があるので、身体を鍛えることができます。自然の中で見つけた葉っぱやどんぐりなどを収集し、家に帰ってから作品を作るのもおすすめです。
【アスレチック】
身体の筋肉をまんべんなく鍛えることができ、子どもも楽しめるアスレチック。大きめの公園などに行けば対象年齢別にアスレチックが設置されていることもあり、小さい子どもでも安心して遊ばせることができます。
【自転車】
自転車に乗る練習を始めるのにも適した年齢です。3輪車や最初はペダルなしで遊べて、後からペダルを付けられる自転車なども売られています。自転車は足が鍛えられるだけではなく、バランス感覚も身につくようです。スピードの出る乗り物で遊ばせるときは必ずヘルメットを着用しましょう。自転車のほかにはキックボードなども人気があるようです。
3歳から始められる習いごととは?
3歳から習いごとを始めるメリット
まず、好奇心が旺盛になってくる子どもにその子が興味のある習いごとをさせることは、脳の発達にいいことだといわれています。
しかし、すべての子が3歳になったからといってしっかりレッスンができるということではありません。3歳児は集中力もまだ十分ではなく、ピアノなどの場合は、本格的にレッスンを始めるというよりは、ピアノに親しむことを目的としている場合が多いようです。
親しむためのレッスンを受けることで、本格的に習い始めたときにスムーズに学習できることでしょう。
3歳におすすめの習いごと
【水泳】
男女ともに人気のある習いごとです。水泳は運動神経をよくし、体力をつけることができます。また、小学校に入ると水泳の授業があるので、それまでにあらかじめ基礎を身につけておきたいと考えるママも多いようです。
【英語教室】
近年では英語のみで行われる大学の授業があるなど、英語を身につける必要性を実感することが多くなってきました。
【運動教室】
できるようになるまで練習を続けることで、根気強さを養うことができます。また、できるようになったときは達成感を味わうことができ、達成感は自信にもつながることでしょう。
ピアノやサッカー、幼児向け学習塾なども人気があるようです。
3歳の習いごとの選び方
また、多くの教室では体験教室や見学をすることができるので、始める前に行ってみることをオススメします。
子どもの能力を伸ばしてあげたいという気持ちから、たくさん習いごとをさせたいと思うママもいることでしょう。しかし、習いごとは2個くらいまでに抑えておくことがいいようです。たくさん習いごとを入れてしまうと、子どももママも疲れてしまうかもしれません。
子どもにとってお家は一番安心でき、のびのびと過ごせる場所です。お家でも子どもの能力を伸ばせる遊びがたくさんありますよ。
3歳児おすすめ教材はコレ!無料や通信教材や目的別の教材を紹介 - teniteo[テニテオ]
いろいろなことに興味を持ち、好奇心旺盛な3歳児。そんな3歳児にぴったりな知育教材を探しているママも多いのではないでしょうか。無料でダウンロードすることのできるプリントや、一度は名前を聞いたことのある通信教材、また小さいときから取り入れていきたい英語など、さまざまな教材について見ていきたいと思います。
3歳の気になるクセや悩みの対処法は?
指しゃぶりなどの体のクセ
しかし、クセにより日常生活に支障をきたしたり、お友達や自分自身を傷つけたりするような行動が見られた場合などは、小児心療内科などを受診してみるといいでしょう。
具体的に、子どものクセはどのようなものがあるのか見てみましょう。
・指をしゃぶる
・爪を噛む
・鼻をほじる
・髪の毛を抜く
・親から離れようとしない
・性器を触る
・頭を壁などに打ちつける
チック症状がでたときの対処法
チック症の原因はストレスや遺伝的要因があるともいわれていますが、はっきりしたことは分かっていないようです。
多くの子どもが3〜4歳頃に発症し、1年以内に収まることや18歳ころには自然に症状がなくなっていくことが多いようですが、稀に大人になってからも症状が治まらない人もいます。
ママは無理にやめさせようとはせずに見守ってあげましょう。しかし、1年以上チック症が続く場合や、日常生活に支障が出た場合は小児心療内科、児童精神科のある病院を受診してみましょう。
トイレトレーニングなどの悩みの対処法
まずはトイレに行くという習慣をつけてみましょう。朝起きたときや食後などにトイレに誘ってみましょう。そのときは明るく楽しげに誘ってみるといいでしょう。
また、失敗したときは怒らないことや、下の子が生まれて赤ちゃん返りしているときは甘えさせてあげることなどが成功のカギとなります。
何より大切なのは、ママが焦らずにゆったりとした気持ちでトイレトレーニングを行うことです。幼稚園入園前におむつがはずれない子も多く、幼稚園に行くようになり、お友達がトイレでしている姿を見ることでできるようになる子もいます。
3歳の反抗としつけ。上手な叱り方とは?
3歳の反抗は自我が芽生えた証拠
好奇心が旺盛になり、なんでも自分でやりたい時期に入ったものの、思うように自分でできないことにイライラしたり、自分の気持ちが相手に伝わらないことでもかんしゃくを起こしたりすることがあります。
泣きわめくだけではなく、ものを投げたり、叩いたりすることもあり、ママは不安になることもあるかもしれません。しかし、このような行動をとるのは特別なことではなく、成長すれば落ち着いてくるものです。
ママは大変だと思いますが、「この子の成長にとって必要な時期なんだ」と思い、なるべく気持ちに余裕をもつように心がけましょう。
3歳イヤイヤ期!原因と対処法を知ってストレスを減らそう - teniteo[テニテオ]
なんでも「イヤイヤ」と泣きわめくイヤイヤ期は、2歳から3歳くらいの子どもなら誰もが通る道です。とはいえ、子どものイヤイヤに振り回されるパパとママは毎日くたくたですよね。今回は、子どもたちの「イヤイヤ」の原因と、イヤイヤ期を乗り越えるコツをご紹介します。
3歳は生活習慣を教え始める時期
【あいさつ】
あいさつは、この頃はまだ恥ずかしくてきない子もいるので、できなくても温かく見守ってあげましょう。
【食事のマナー】
今までは好きに食べさせていたママも多いと思いますが、この頃から少しずつ食事のマナーを教えていきましょう。お箸の練習も3歳ころからスタートすることが多いようです。
【お片付け】
お片付けする習慣をつけるのも大切です。生活の流れの中で「お片付けの時間」を作ってみるのも効果的です。3歳のうちはなかなか一緒に片付けてくれなくても、毎日決まった時間にお片付けをするママの姿をみて、子どもも次第にお片付けを始めるようになることでしょう。
3歳の子どもへの上手な伝え方と叱り方
この頃は、まだ教えたからといってすぐできるようにならないことも多く、できなかったからといって「何回もいってるでしょ!」と叱りつけるのは避けましょう。
イヤイヤ期の子どもと過ごしていると、ママは対応に困ることや、イライラすることもあると思います。しかし、子どもとの信頼関係を築くためにも、できるだけ子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。
大人からみるとただわがままに見えるようなときも「ダメ」という前に「そうだよね、もっと遊んでいたいよね」などと一度は子どもの気持ちに共感することで、すんなり納得してくれることもあります。
まとめ
3歳になると幼稚園に通い始めたり、しつけが始まり、今まで許されていたことが許されなくなったり、子どもにとってストレスを感じやすい時期だと思います。ママは子どもの気持ちに寄り添い、温かく見守ってあげることが大切ではないでしょうか。
ママが気持ちに余裕を持つためには、お出かけのときは早めに行動するといいですよ。また、育児中はどうしても子ども中心になってしまいますが、ママがリラックスできる時間も作ってみてくださいね。